好きな曲ばかりを演奏できるわけじゃない(アンサンブル)

 3回のコンサートで選曲をしていくうちにわかってきたことではありますが、自分たちが好きな、いいと思った曲が必ずしも演奏できるというわけではありません。

 まず、とても大きな「楽譜の入手」の問題。
マンドリンとピアノのアンサンブル専用に書かれた曲というのはそんなにたくさんあるわけじゃないみたいで、今までも専用に書かれた楽譜を使ったのは、ベートーヴェンの「Adagio ma non troppo」のみ。

 そのため、他の楽器がソロで、ピアノ伴奏付き、というものを探すことが多くなります。
たいてい流用できるのは、ソロ楽器がフルートかヴァイオリンのもの。音域が近いというのが理由です。ただし、フルートは管楽器のため、管楽器の奏法を使う部分はマンドリンでは担当できません。ヴァイオリンは弦楽器ですが、弓で弾くものとピックではじくものという奏法の違いで、置換え作業が必要になります。

 やっと楽譜が見つかっても、音出ししてみたらあまりぴんとこない、ということもあります。
 最初(1回目のらび♪ぱんコンサートをやる前)はそのあたりがわからなくて、まだ試行錯誤するところまでもいっていなかったんじゃないかな、と、今振り返ると感じます。

 今回の「小さな秋の演奏会」は、特に6月の公演を延期して時期を秋にしたことと、コロナウイルスの対策などもあってかなりセットリストの見直しを余儀なくされました。
そのとき、普段から「これはできるかな」と候補に挙げていた曲を再検討したりすることで1回目、2回目とは違う新たな「らび♪ぱんカラー」になる曲との出会いが生まれたりしています。

 今回の選曲、私たちはかなり自信を持っています。
用意できるお席は少なめですが、聴きたい!というあなたに来ていただけるようお待ちしています。

 

ピアノとマンドリンのアンサンブル、らび♪ぱん

うさぎの好きなマンドリン弾きと、パンダの好きなピアノ弾きの2人で結成した、ゆる女子アンサンブルユニット「らび♪ぱん」の公式HPです。  練習記録やコンサートのご案内などをお伝えしています。