アンサンブル、ピアノ弾きの苦労
普段、ソロで演奏することが多いピアノ。
しかし、仕事としては伴奏やアンサンブルもあります。
楽譜上の苦労以外の、ピアノ弾きの苦労について語ってみたいと思います。
まず、当然のことではありますが、ピアノは「でかい」
ですので、自分の楽器を演奏会場へ持ち込むことはまず、無理だと言っていいと思います。
そのため、熟練のピアノ弾きは「弘法筆を選ばず」状態にならないといけないわけ。
私はブランクが十年ちょっとあるので、年の割りにまだ熟練とまではいかないのですが、それでも、それなりにいろいろと演奏経験を持つ機会を与えてもらえています。
リハーサルを行うことができる会場であっても、初めて訪れる会場では、ピアノの具合というものはまるでわかりません。ピアノというのは1台1台、別の人格じゃないだろうかと思うこともあり、人懐っこいピアノ、ツンデレなピアノ、「仕事したら負け」な奴、自己評価が低い、逆に高飛車、など、人間みたいなものを私は感じます。(私だけか?!)
楽器を持ち運べる相方と違い、私は会場でリハーサルする時にまず、会場のピアノと対話をするところから始めなければなりません。初めての会場で、時間がない場合はかなりキツイ。
これは珍しく、舞台袖からのアングル。
2014年のものです。中村文化小劇場にて。
ぱん
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