ヴァイオリンとマンドリンの音域は近い
3月の「さくらコンサート」では、作曲家の大政直人先生が編曲された「アニー・ローリー」という曲を演奏させていただきました。
この楽譜は、私がたまたま大政先生の講座を受けたことがあり、その時に資料としていただいた楽譜をもとにしています。その講座は「洋楽と邦楽のコラボレーション・アレンジ」がテーマだったため、ソロパートは十三弦(箏)のために書かれています。
同じアレンジで、ヴァイオリン用にも書いていらっしゃり、これは「ぷりんと楽譜」で購入することができます。
第一回の「Winter Concert」で私たちが悪戦苦闘したサラサーテの「カルメン幻想曲」は、元の楽譜がヴァイオリンパートとピアノパートに分けて書かれています。
かなりの難曲でしたが、どうしようもなくマンドリンの奏法的に再現できないところだけはやむなく変えました。
それもあって、マンドリンソロ用の楽譜でピアノ伴奏が探せない場合は、ヴァイオリンソロ用の楽譜から探すことが増えました。
ヴァイオリンとマンドリンは、音域が近いです。
ただ、弓で演奏することが多いヴァイオリンと、ピックを使うマンドリンでは奏法上流用できないものもあり、やむをえずトレモロやグリッサンドで流用する場合、ピアノが担当する場合など対応が必要な場合もあります。
ピアノだけやっていると、音域が広い楽器ということもあり、「音域」についてうっかり抜けてしまうこともあります。アンサンブルで相方の楽器の音域を知ることも大事だと感じます。
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